「逆潮流あり」日本初のソーラー発電住宅に向けて

 

 日本で初めて、自宅の屋根に太陽光発電パネルを設置して売電したときはどのような状況だったのでしょうか?

 

 初めて設置したのは太陽光パネルのアモルファスの開発に携わっていた技術者の一人、当時三洋電機の技術者であった桑野幸徳さんです。苦労の末、家庭用の電力を発電できるパネルを開発したのですが、問題点が二つありました。

 

 

 1つは法整備が整っていなかったこと。当時は発電は電力会社が大規模にすることで、個人ですることを想定しなかったのです。当時の法律では、監督官庁への手続き、電気主任技術者が必要でした。

 

 もう1つは配電の問題でした。太陽光発電システムと電力会社の配線をつないで電力が余っているときは売電して、電力の足りないときは電力会社から電気を買うことが出来なかったのでした。

 

 電気を電力会社の配線に送ることを「逆潮流」といいます。桑野さんは「逆潮流あり」を合言葉に2つの課題に取り組みました。

 

 桑野さんは技術者仲間やマスコミの支援をうけ、1990〜1992年にかけて法整備を取り付け、配電については電力会社との協議の末、制度が整いました。ここにいたる過程においてNEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構)がモデルハウスで実証実験を行ったことが大きく影響しています。

 

 そして全ての準備が整ったのですが、今度は「誰がやるの?」という問題が発生しました。せっかく準備が出来ても誰かお客さんが太陽光システムを購入して家に取り付けなければなりません。

 

 そこで、桑野さんは自らが自宅の屋根に太陽光システムを設置することにしたのです。

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